コラム

「しゃくち」ってお得なの?借地権の概要、メリット・デメリットを知っておこう!

 
マイホーム購入のため住宅情報をみていると、明らかに相場より割安に売られているものがありませんか。そのような物件の詳細をよく見てみると、「借地権」と書かれていることがあります。
 
今回は借地権の概要、メリット・デメリットを見ていきましょう。
 
借地権とは、建物を建て所有する目的で土地を借りる権利で、主なものに地上権と賃借権があります。例えば、建物がない駐車場や資材置場などでは借地権は成立しません。よくあるのが、住宅を建てる目的で使用料を払って土地を借りる「賃借権」のケースです。
 
土地を借りる際は、土地所有者(地主)と借地契約を締結することになりますが、借地権では「建物を所有する」という目的があるため、建物の寿命と同じくらい長い契約期間が設定されるのが特徴です。この期間満了後は更新するか、土地を所有者へ返還するかのどちらかになります。
 
借地契約を結んだ土地に家を建てる場合のメリットは、①土地の購入代金を節約できる、②土地にかかる固定資産税や都市計画税を支払わなくてよい(固定資産税等は毎年一定の基準日における不動産の所有者に支払い義務があります)等があります。
 
一方、デメリットは、①借地権の場合は土地を利用している期間中、継続的に地主に地代を支払わなければならないほか、②借地契約時に必要となる保証金・権利金など一時的な負担金が必要な場合があることです。
また、借地の場合は建物を売りたい場合、増改築を行う時、更新の時にも地主の承諾(場合によっては承諾料)や更新料が必要なケース、銀行から借り入れをしたくても評価が低く、希望した融資額を受けられない場合があることにも注意が必要です。
 
もっとも、借地の場合、毎月の支払いを続けても最終的に自分の土地になることはないものの、住宅ローンや固定資産税を支払う通常の所有権の場合と比べると、毎月の負担は軽くなる傾向があります。それに、借地契約の期間は数十年という長期で契約することが通常のため、特段の理由なく途中で追い出されるということはなく、所有権の土地があるマイホームと変わらない暮らしを送ることができます。
 
土地を所有するということにこだわりがなく、数十年後にライフスタイルの変化に合わせて引越し、買替えを前提としているなど、借地権付きのマイホームを選ぶ方がメリットを生かせるケースもあります。
 
借地権というだけで難解なイメージを持たれる方も多いかと思いますが、正しい知識があれば恐れるには足りません。
マイホームを探している方は、借地権という選択肢も加えてみてはいかがでしょうか。
 

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